Googleはネットの正義や警察ではないし、記事の著作権や真偽を検閲する義務もない。

422737 / Pixabay
ここをクリックすると記事のURLとタイトルをコピーします

ども、さとけんです。2016年秋、DeNAのキュレーションサイトWELQが、医療健康系のキーワードで次々と検索結果の上位を占める怪現象が発生しました。これをWELQのGoogleハックと呼ぶ人もいます。(WELQとDeNA一連の騒動についてはこちらの関連記事を参照)

WELQの倫理問題で炎上したDeNAは、著作権問題で更に炎上する

2016.12.08

Googleは、なぜ質の悪いWELQの記事を検索結果の上位に表示させてしまったのか? また騒動発覚後も、なぜ検索結果からWELQの記事を除外しようとしなかったのか?

  • Googleの裏をかく大規模ブラックハットSEOをWELQが仕掛け、まんまと効果を発揮した
  • Google検索結果の上位表示は、正しい記事ではなく、検索ユーザーが求める記事
  • Googleの基準は自社のガイドライン。記事の著作権や真偽を検閲する義務はない

 

Googleの裏をかく大規模ブラックハットSEOをWELQが仕掛け、まんまと効果を発揮した

WELQ問題に関して、GoogleはブラックハットSEOを仕掛けられた被害者に近いというのが僕の見解です。

 

ブラックハットSEOとは

Googleが推奨しない検索エンジン最適化の方法です。検索結果の上位表示を狙った、Googleの裏をかくテクニックです。ページに自作自演のリンクを張って見せかけの評価を上げる被リンク対策や、過去に評価の高かったドメインを購入する中古ドメインを活用する手法です。

当然、Googleも手をこまねいているだけではありません。処理も年々進化して、ブラックハットSEOを無効化したり、ペナルティを与える対策をしています。

しかし、全ての悪意を完璧に見抜けるわけではありません。今回、WELQが上位を独占したのは、なりふり構わない量的戦略がGoogleを上回ったから、とも言われています。

 

WELQが仕掛けた圧倒的な物量作戦

最近のGoogleが記事を評価する基準として、記事ボリューム更新頻度の高さが重要視されていると言われています。そこへWELQは、1記事8千字以上というボリュームで、1日100記事以上のペースで更新を仕掛けていました。

他サイトからの盗用やツギハギだらけの質の悪い内容など、本来ならばGoogleはそれらの記事を低評価にしていたはずです。しかし、普通では考えられない圧倒的な物量作戦を仕掛けたWELQの前に、Googleはボリュームや更新ペースといった軸で評価してしまったのでしょう。

上場企業で知名度もあるDeNAは、ドメインやリンクの評価も高いはず。物量作戦でサイトを大規模化し、内外の被リンク数も加速度的に増加。ドメインの優位性も加わり、ますますサイトの評価を後押ししたのでしょう。

2016年秋は、Googleがペンギン・アップデート4.0を発動させたことで、ブラックハットSEOアフィリエイターを恐怖のズンドコにおとしいれたばかりでした。その直後のWELQ騒動。いくらWELQの物量が非常識だったとはいえ、あんな典型的なブラックハットSEOにやられるなんてGoogleもまだまだポンコツだな……という印象を各方面に与えたとかナントカ。

 

Google検索結果の上位は、正しい記事ではなく、検索ユーザーが求める記事

意外かもしれませんが、Googleが検索結果に上位表示するページは『正しい情報のページ』とは限りません。『検索する人が求める情報』を上位に表示させます。

 

検索する人が求める情報とは?

例えば、戦国武将『伊達政宗』を検索した時、必ずしも公的な資料や歴史の情報だけが検索結果の上位に出てくるわけではありません。アニメやゲームが流行った時は、刀を6本も持った、レッツパーリィと英語を使い、とんでもない必殺技を繰り出す伊達政宗もバンバン上位に表示されていました。(今も画像検索をすると、半分はそっちの伊達政宗が出てきます)

 

物量作戦と利用者増が相乗効果を発揮した?

単にWELQのブラックハットSEO物量作戦だけが功を奏したわけではなかったのでしょう。ワンストップで様々な情報が得られる大規模なまとめサイトであり、運営元がDeNAというネームバリューのある上場企業であれば、利用する人も右肩上がりだった可能性はあります。

Googleは利用者が求める情報を上位に表示します。物量作戦と利用者増という相乗効果も発揮されたのかもしれません。Googleの検索結果は、Googleで検索する人達の検索行動の鏡とも言えます。(タマゴが先かニワトリが先か、みたいな話になりますが)

 

Googleの基準は自社のガイドライン。記事の著作権や真偽を検閲する義務はない。

WELQ騒動や、キュレーションという名を借りた記事や画像を盗用したパクリサイトについて、『なぜGoogleは積極的に除外しないのだ!』と怒りの声も散見します。

しかし、Googleの基準は自社で策定したガイドラインです。
著作権侵害や情報の真偽は二の次です。

 

Googleのガイドラインの中では、著作権は二の次

Googleが検索結果の上位に表示したり、順位を落としたり、除外したりするのは、全てガイドラインが基軸になっています。

 

実は【著作権に違反しているコンテンツ】という文言は出てきません。近いものに【コンテンツの無断複製】という項目がありますが、『ユーザーに付加価値を提供しないからコンテンツの無断複製はダメ』と言っているだけです。著作権侵害だからダメとは言っていません。せいぜい『著作権侵害にあたるおそれもあります』という忠告どまりです。

そもそも記事(ページ、コンテンツ)はWebにアップされた時点で、作成者が各国の法律を守って作成したという前提に立っているのです。

 

Google八分騒動以来、検閲行為にGoogleは慎重

昔、Google八分(はちぶ)という騒動がありました。Google八分とは、Googleが意図的に検索結果を操作し、都合の悪い情報の検閲行為をおこなったとする俗語です。(真相は今も闇)

Google八分騒動以来、Googleは誤解を招くような検閲まがいの行為に対して慎重です。収益源であるインターネット広告の広告主から、あらぬ疑いをかけられたくはないからです。

そもそもGoogleはイチ民間企業です。警察でも裁判所でも公的機関でもありません。世界中から集まる無数のWebページの全てに目を通したり、審査しなければならない義務はありません。超法規的に検閲する権限もありません。わざわざ記事を書いた個人や企業に、記事の修正を指示する義理もありません。

むしろ独善的な検閲行為をGoogleが常態化してしまったら、そちらの方が大問題です。Googleが検閲を行うのは、ガイドラインに違反している場合か、著作権侵害の申し立てによって明らかな権利侵害が認められた場合に限ります。

 

著作権を侵害している記事や画像の削除は、DMCA申し立てに沿って行われる

著作権を侵害している記事や画像の削除は、GoogleへのDMCA侵害申し立てに沿って行われます。(DMCA:デジタルミレニアム著作権法) ※Googleアカウントでログインしないと申し立ての画面は表示されません。

 

▼参考記事

 

Googleに過度な期待や依存はしない。ただ活用するのみ。

いくらWELQが低品質な記事や、著作権侵害にあたる盗用記事を量産しても、Googleがガイドライン違反と判断しなければ、検索結果から除外されることはありません。また、ガイドライン違反の記事に対しても、いつ、どのように処分するかを判断するのもGoogle次第です。

Googleに対する過度な期待や依存は、後々Googleに振り回されるだけです。

神(Google)を盲信してはいけません。怒らせてもいけません。
うまいこと活用することだけを考えていきましょう。

 

Googleの検索結果に納得いかなければBingやSNSもある

インターネットの検索と言えばGoogleの寡占状態です。Yahoo!やgooの検索エンジンも中身はGoogleです。独自カスタマイズした結果を表示していますが、基本的にはGoogleとほぼ同じです。

しかし【Bing】はMicrosoft独自の検索エンジンです。
Googleの唯一の対抗馬とも言えるでしょう。

世の中、検索に必ずしもGoogleを使わなければいけないというルールはありません。Googleが信用できないとか、Googleでは見つからない情報を探したい時は、Bingを使ってみるのも良いでしょう。

(違う検索エンジンといっても、中国製の百度(Baidu:バイドゥ)や、よくわからない謎の検索エンジンとかは使わない方が良いと思います。僕は使いません)

もっと広く考えれば、検索エンジンではなくTwitter、Facebook、InstagramといったSNSの中を検索するという選択肢もあります。『Googleの検索結果はSEOによる操作された情報』として避けて、クチコミ的なSNSの情報を好む人も少なくありません。

また、廃れたとはいえmixiにはmixiの中でしか見られない閉じた情報や、2ちゃんねるには2ちゃんねるらしい濃い情報が眠っていたりします。

  • 検索エンジンにはGoogle以外の選択肢があること
  • Googleや検索エンジンを使わない人がいること

アフィリエイターやブロガーのように情報発信をする側ならば、Google以外の情報源や、Google以外の需要を意識することも重要です。GoogleのSEO過当競争に巻き込まれない独自の市場(マーケット)を見つけることができるかもしれませんよ。

ここをクリックすると記事のURLとタイトルをコピーします

【5つの無料レポートをプレゼント】
実際に審査に通ったブログ&サイトを公開

■Report 1■
Googleアドセンスの審査に通った1ページしかないサイトを公開

■Report 2■
Amazonアソシエイトの審査に27回目で通ったブログを公開

■Report 3■
アフィリエイト初心者向けASP登録用ブログを公開

■Report 4■
自宅で稼ぐ初心者が今日からやるべき準備7+2

■Report 5■
要注意!僕が転職に失敗し続けた3つの元凶

全48ページ(A4版PDF換算)

コメントを残す